TOEICの勉強法~パート7読解問題はここをおさえる~

TOEICの勉強法~パート7読解問題はここをおさえる~

読解力の強化が必要

パート7は読解問題です。ひとつの英文を読んで設問に答えるシングルパッセージが29問、2~3つの英文を読んで設問に答えるダブルパッセージとトリプルパッセージが5題で25問、合計54問です。最近のテストでは、問題文の英文が長く、答えを探し出すのに時間のかかる問題が多くなり、以前のテストに比べるとかなりのリーディング力が求められています。この数年、パート7は難化傾向にあり、800点取得者でも数問残してテストを終えなければならないケースも増えてきています。また、パート7の読解力と、リスニングセクションのパート3、4で求められる設問文と選択肢の先読みの力とは大きく関与しています。

リーディング力を上げれば、リスニングのパート3、パート4における先読みが楽になります。特にパート4は1人が読み上げるため、英文も長く、「文法が弱い→読む力に欠ける」場合には話の流れがつかみにくいせいかスコアが上がらないという人が多いです。

日ごろから英文を読むこと

パート7に必要な読解力は一朝一夕には身につかないのでパート7でスコアを取りたい人は、日ごろから英文を読む、まだスコアが高くない人は特に、毎日シングルパッセージ3問、ダブル(トリプル)パッセージ2問のように問題数を決めて、時間を計って時間内に解く練習をすることが重要です。今のパート7は、英文の量が年々おおくなっており、その内容も難しくなっています。また、ダブル(トリプル)パッセージでは両方の英文から情報を拾わなければならない問題も多く、読みなれていない人には時間がかかります。ビジネス系の英文が多いので、仕事で読みなれている人はパート7も得点源になります。

パート7は全文読み

数年前までのテストでは、設問を読み、設問に関する情報だけを探して読めば解答できる問題が多く、全文が多く、全文を読む必要のない問題が大半でした。しかし、最近のテストでは小手先の技術だけでは回答できず、全文を読まなければ解けない問題が増えたため、制限時間内に解き終えれない人が多いです。しかし、パート7は問題数が多いため、このパートで多くの問題に正答できなければハイスコアは狙えません。

600点以下の人は少し長めのパート5の問題を使う

パート7で使われる長文は、複文を使った少し長めのの1文が組み合わさったものです。リーディング力の弱い人は、まずは少し長めに作成しされたパート5の問題文を頭からすばやく読めるようになればパート7の問題文を読むのが楽になります。500点くらいのスコアの人が、2カ月後に700点超えを果たすような人は、パート7の問題は解かず、読解練習になるよう少し長めに作成したパート5の問題文を読む練習を繰り返している人が多いです。「パート7は時間があれば解けるのだけど」と言う人が多いのでが、時間がない中で大量の問題をこなさなければならないのがTOEICの特徴です。特に最近のテストのパート7は問題文が長くなり、設問が難しくなったこともあって、時間との戦いです。こうなると、短い時間の中で情報を取りながら全文を読むという読み方をしなければ、なかなか最後までたどりつけません。また、読まなければならない英文の量が増えたから速読をしなければ、と思っている人が多いのですが、これは少し違います。速読とは、例えば英文が1000語だとすると、全部を等間隔で早く読む、その読む速度を上げるということです。それも確かに必要ではあるのですが、それ以上にTOEICのパート7では「要点だけをすくい取るように読む読み方」、つまりスキミングの仕方を覚え、その練習をすることが大切になります。スキミングとは、大まかな内容をつかむため、文書にざっと目を通すことです。この点が速読とは異なるのです。スキミングのほかにスキャニング力もあわせてつけるといいでしょう。スキャニングとは「情報を探し出すように読む読み方」で、日付や数字などを探すのに有効です。

では、パート7の攻略に必要なスキミングやスキャニングを含め、パート7でスコアを取るためには、具体的にどのような練習をすればいいか、次から10のポイントを挙げて説明します。

読み方のポイント1―第1パラグラフで概要をつかむ

英文では第1パラグラフでその英文で言いたいことがまとめられていることが多いため、第1パラグラフがとても大事です。宅に記事がそうですが、記事以外でも、メールや手紙や広告文あどの大半の問題でもやはり第1パラグラフが重要です。ですからパート7の問題文では、第1パラグラフを読めば、その英文で言いたいことの概要がわかります。手紙の場合は若干例外もあります。顧客や取引先に出す手紙文の場合、第1パラグラフで言いたいことをまとめるのではなく、例えば、プロセスを説明してから真ん中あたりから手紙の目的の説明を始めたり、日本の手紙のように最初にあいさつが入る場合があったりするので注意が必要です。

読み方のポイント2―各パラグラフの1文目に注意

英語の文書はいくつかのパラグラフに分かれていますが、各パラグラフで言いたいことはそれぞれの1文目にまとめられています。ですから各パラグラフで言いたいことは1文目を読めばわかることが多いです。たとえば、設問文を読んでその答えがどこにあるかを探しながら読む場合に、どのパラグラフにヒントがあるかを探しながら読むわけですが、各パラグラフの1文目は、少しスピードを落としてていねいに読むといいでしょう。かなり力のある方は、各パラグラフの1文目だけを順番に先に読んでおくことその英文のストーリーがわかり、答えのある場所をより探しやすくなります。だた、最近のテストは読まなければならない英文の量が多いので、これを読解力が不足している人が行うと、かなりの時間がかかります。読解力があって時間に余裕のある人にしかお勧めできません。

読み方のポイント3―設問文からキーワードを拾う

設問文を先に読み、問題文から情報のありかを探しながら読み進み、キーワードが見つかれば、その前後をていねいに読み、選択肢と照合して答えを導くわけですが、設問文を読んでそこからキーワードを拾うことが重要です。そのキーワードをヒントに読み進めれば、答えを早く見つけ出すことができます。パート7は時間がない中で解かなければならないので、キーワード問題は設問文を先に読んで設問文中にキーワードを見つけ、答えの書かれている箇所を強く意識しながら読む、という読み方をすると早く解けます。

読み方のポイント4―文中と選択肢での言い換え表現に注意

問題文や設問文と選択肢での言い換えに注意しましょう。設問文や選択肢で使っている表現を言い換えている場合が多いからです。ですから、設問文からキーワードを拾ったとしても、問題文ではその表現が「同じ意味の別の単語や別の表現に言い換えられている」場合も多いため、注意しなければなりません。同じ意味の別々の表現に言い換えることをパラフレーズと言いますが、パラフレーズを意識して設問文や選択肢を読むようにしましょう。リーディングセクションno.147~no.175までのシングルパッセージでは、前半は英文も短く設問も2問ずつが多く比較的解きやすいのですが、後半、ダブルパッセージに入る前の3~5題には英文が長くややこしい問題が出てきます。設問の数も、シングルパッセージの前半では1題につき2~3問ですが、後半になると1題につき4~5問に増えます。この後半部分の難しくなるあたりでパラフレーズが増えてくるので、特に注意しましょう。

読み方のポイント5―「誰が誰に」を意識する

今のパート7では、ビジネスで頻繁に使うメールや手紙文が多く出題されます。シングルパッセージではもちろんそうですが、ダブル(トリプル)パッセージでは、片方が特定の情報で片方がメールや手紙、あるいは両方ともメールや手紙の場合も多いです。メールや手紙の場合は、「誰が誰にだしているのか」に注意しましょう。「誰が誰に」をチェックすることによって得られるメリットは2つあります。1つ目のメリットは、設問文に手紙を出した人、あるいは出した相手の名前が書かれている場合があります。チェックをすると答えのありかを探しやすく、特にダブル(トリプル)パッセージでは、上下右からの英文に答えがるのかが容易にわかります。2つ目のメリットは、「誰が誰に」チェックすると、問題文の内容の理解が早くなります。手紙であれば、「誰が出したのか」は左下に、「誰に出したのか」は左上に書かれています。また、メールであれば本文上にFrom to という表現があります。もちろん、Fromが「出した人」で、Toが「出した相手」です。メールの場合はFrom Toという表現意外に、ReあるいはSubjectと書かれている部分も重要です。そこにはそのメール内容が敬語で表現されていますから、その部分も必ずチェックしましょう。

読み方のポイント6―ないものを探す「NOT」問題

解くのに大変時間のかかるNOT問題には苦手意識を持つ人が多いと思います。NOT問題では、Not statedや、Not mentioned(述べられていないこと)を選びます。

シングルパッセージとダブル(トリプル)パッセージをわせると、NOT問題から5問以上出題されることもあります。今、400点、500点前半の方ですと、NOT問題には普通の問題に比べておそく時間がかかるでしょう。時間がかかりそうな場合は、適当に答えをつけて最後に時間が余れば戻って解くぐらいの感覚でいいと思いますが、600点以上あってさらに上を目指す方はNOT問題を後回しにしないでチャレンジしましょう。NOT問題の中には比較的解きやすいものもあります。そのような問題では関連するパラグラフを見つけ、その1パラグラフ(長くても1.5パラグラフ程度)だけ読めば答えが見つかります。一方、メールや表現問題は、英文自体が短いせいか、全文をチェックしなければ答えられないものも多いです。記事はほかの問題に比べ英文も長く読みにくいものが多いので、記事で全文をチェックしなければならない問題は、後回しにするほうが得策です。全文チェックではなく、1パラグラフ前後だけチェックすれば解けるNOT問題では、チェックすべきパラグラフの見つけ方には、2通りあります。ひとつは設問文からキーワードを拾って、そのキーワードから関連するパラグラフを探して、そのパラグラフを最初から最後まで読んで書かれていないものを選ぶ方法です。もうひとつは、選択肢から探す方法です。選択肢は4つありますが、4つのうち3つまでは本文に書かれているわけですから、選択肢に出てくる単語がたくさんあるパラグラフを探してそのパラグラフを最初から最後まで読んで書かれていないものを探します。

読み方のポイント7―照合問題

“What is ~ed about?”“What is~ed in?”のような形で問われるのか照合問題です。照合問題の解き方は、
(1)問題文を読み内容をおおまかに頭に入れる→選択肢をチェックし内容と合致したものを選ぶ
(2)選択肢をチェックしおおまかに頭に入れる→問題文を一気に読み照合する
のどちらかです。
長めの生地の場合、よまなければならない英文の量がほかのジャンルの問題に比べ多いため、かなりのある人を除けば、設問文と問題文の間を何度も行ったり来たりすることになり解答に時間がかかる人が多いです。長めの生地を扱った問題についてだけは照合問題を飛ばす、あるいは後回しにするのもひとつの方法ですが、最近のテストでは10問前後出ることも多いので、記事以外のほかの「照合問題」については、大幅なスコアアップを図りたければ飛ばすのは得策ではありません。また、照合問題は“What is inferreded about~?”や“What is suggested in ~?”などのように、答えを求める際に推量が必要な場合も多いし動詞 infer・suggest・imply・indicateなどが含まれている場合が多いです。このような推量が必要な問題は書かれていることをヒントに答えを推測しなければならない場合も多いです。照合問題は実際には「推量問題」が組み合わさった形での出題が多いです。「推量問題」を含まない、純粋な照合問題とは、“What is mentioned about ~?”“What is stared about ~?”“What is true about ~?”といった問いで、infer・suggest・imply・indicateのような推量の意味のある動詞が使われていない問題のことです。このような問題では、推量する必要はありませんが、照合問題なので解き方は同じで、解答に時間がかかります。

読み方のポイント8―クロスリファレンス問題

クロスリファレンス問題とは2カ所(以上)から情報を探しだして解答する問題のことです。ダブルパッセージで出題される場合は、左上の問題文から1カ所、左下の問題文から1カ所、それぞれ情報を拾って答えることが多いですが、ほかにも左上からだけ2カ所、または左下からだけ2カ所という場合もあります。また、シングルパッセージの後半でもこのタイプの問題は出題されます。シングルパッセージで出題される場合は、ひとつの英文から2か所以上の関連除法を拾わなければなりません。最近は解答にかなりの時間を要する問題も増えており、片方の情報はすぐに見つけられても、もう片方の情報が見つけにくい場所も少なくありません。問題を解き始めてもなかなか片方の情報が見つけられないときは、その問題をあきらめてどれかにマークし先に進めるのもひとつの方法です。

読み方のポイント9―ダブル(トリプル)パッセージの攻略

ダブル(トリプル)パッセージは、1題にそれぞれ5問ずつ設問文がついていて、5題で合計25問あります。時間は1題5分で解き、5題25分で解き終えます。ときにとても難しい問題がある場合がありますが、その問題に必要以上に時間をかけすぎないように注意しましょう。「これは難しい問題なんだ」と考え、そのような問題では設問文の5問の中で比較的簡単な問題だけ2~3問おさえればいいとし、時間管理に気をつけましょう。難しい問題に必要以上にのめり込んでしまわないことです。1題に割り当てられた時間はあくまでも5分です。

読み方のポイント10―同意語を選ぶ問題

「何パラグラフ目の何行目で使われている単語の意味と近いのものを選べ」という問題が、シングルパッセージ、ダブルパッセージあわせて3~4問程度出題されます。問題文中で確認をしなくても選択肢だけを見て答えを選べるものもありますが、問題文中で確認をしなければ間違えてしまうものもあります。単語には複数意味があります。英和辞典で引くと最初に出てくる意味ではなく、問題文中で使わている3~4番目くらいに出てくる意味というパターンがよくあります。間違わせようと辞書で引くと1番目の意味として出てくるものを選択肢に入れていたり、また、問題文でチェックしなければその単語の微妙な使われ方がわからなかったりするというような問題も増えてきています。時間が全くなくなってしまった場合仕方ありませんが、ハイスコアを目指す人は必ず本文中で使われている意味をチェックしましょう。

読み方のポイント11―表問題

表問題とは、表として図式化されたもの以外にも、セミナーのスケジュールの羅列や、会議の場所、それぞれの会議場のメリット、デメリット、アンケート、注文票や請求書などのように、表として図式化されてないなくても、情報が羅列されている問題全てを含みます。これらの問題では、全文を読む必要はなく、会話を読んでそれに関連する情報をいち早く見つける、いわば情報収集力が求められます。英語力というよりも情報収集力が問われる問題で、簡単な問題が多いので、得点源となります。

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