通訳案内士に向いてる人とは?

通訳案内士に向いてる人とは?

旅行業の要素

通訳案内士は「旅行業」に属します。旅行業といっても事務所でツアーの企画や営業などの仕事に関与することはなく、旅行会社が企画した「旅」という商品の「総仕上げ」という最後のステップを担当します。「旅」という商品を買ってくれるお客さまに、商品価格以上の価値を見いだしていただたくこと、即ち、通訳案内士の技量と努力でその商品に付加価値を加えることです。「旅」に要素といえば、ツアーをまとめ旅程をとどこおりなく進める必要なリーダーシップ、予期せぬ出来事に直面した場合はに、すみやかに問題を解決するために必要な的確な判断力と決断力、それにツアーをスムーズに運営させる上で必要な冷静さ、敏捷さ、フットワークの軽さです。

サービス業の要素

通訳案内士は、また、「サービス業」です。サービス業の基本は「笑顔」です。一期一会という言葉がありますが、この広い世界で出会うことのほうが奇跡です。人は「旅」に出ようという時、精神的にも物理的にも日常生活から離れ、訪れる先に夢と期待を抱きます。通訳案内士はその方たちの夢の実現、思い出作りのお手伝いをするのですから、疲れた顔、不機嫌な顔は望ましくありません。肌の色は違っても感じるものに国境はないようです。人のお世話や話すことが好きな人、気配りが出来る人、明るく笑顔で接することのできる人であれば、たとえ通訳案内士としての経験が浅くても、お客様は通訳案内士の誠実さや一生懸命さを必ず感じてくれます。ホスピタリティの心と誠意が通訳案内士には大切です。

外国語の要素

通訳案内士には、日本の様々な事象をきちんと説明できるレベルの語学力が必要です。「通訳案内士は通訳者じゃないんだから、ある程度会話が出来れば十分ではないか」と、通訳案内士の仕事の実際を知らない人は考えるようですが、マイクを通してまとまった話や奥の深い話をしようとする時、会話程度ではとても話せるものではありません。外国人の身になって考えてみても、稚拙な語学力の通訳案内士の説明をずっと聞かされては、さぞや苦痛だろうと同上してしまいます。最初のうちは理解しようと努力しても、そのうち聞くのに疲れ、日本に対する興味も薄れていくでしょう。通訳案内士もお客様の心を掴めず、ツアーのまとまりも盛り上がりもかけるという望ましくない結果になるでしょう。それよりも、日本では国家資格を持ったプロの通訳案内士でもこの程度の語学力かと、日本人の国際性まで疑われかねません。語学力は高いほど良いに決まっています。

コメンテーターの要素

通訳案内士になりたての頃は誰でも、前の晩に準備した話題をバスの中で話してみたものの5分もたたないうちに終わってしまい、その後、気まずい沈黙に耐えられなかったという苦い思い出を経験します。間に合わせの知識ではすぐ底をついてします。話を広げ発展させていくには、幅広い基礎的な知識が必要です。日本語で書かれた資料をたくさん読んだとしても、それを外国語でわかりやすく説明するのは難しいものです。通訳案内士の基礎的な知識と言えば、まず古代から現代まで縦糸のように続いている日本歴史だと思います。日本各地どこへ行っても、歴史という縦糸に必ずどこかで交差しているからです。日本を紹介する上で、アジアやその他外国語との交流、関係という視点から歴史をみることも忘れてはなりません。今やインターネットで誰でも情報を容易に得られる時代となり、通訳案内士より博識な外国人がいるかもしれません。通訳案内士はいつも様々なルートから情報を集め、お客様に興味深く聞いてもらえるよう常に研鑽が必要です。

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