「ENGLISH JOURNAL 2017年12月」を購読してみて

1.ジェイミー・オリヴァー
2.ポール・コステロ
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1.ジェイミー・オリヴァー
~人生を懸けて食育に取り組むセレブシェフ~
イギリス料理はまずいと言われ久しいが、イギリスの公立学校で1970年代後半まで提供されていた。すべての給食が手作りとは、日本の公立小学校出身の私には衝撃である。だが、その後、サッチャー政権が1980年代にすべての給食が無償化した。費用がかけられなくなった給食の内容は、ただ温めるだけの添加物まみれの加工食品や、ジャンクフードに変わってしまい、長く受け継がれたおいしい家庭料理も失われつつあった。その結果、肥満とそれに伴った疾病が増加した。ジェイミー・オリヴァー氏は2005年から、食育に人生を懸けて取り組み、彼の活動に賛同した当時ブレア主相が、学校給食の質の向上を約束し、大きな変化が起きた。その後、子供たちの疾病が大幅に減り、成果はあった。彼の尽力で、2018年には清涼飲料水に砂糖税も課されることが決定した。こうした改革には、政党を超え、国を挙げての協力が必要である。このインタビューで彼は、将来を担うイギリスの子どもたちの健康問題に対して、真面目に向き合ってほしいと訴えている。何度か繰り返されるCare(気に掛ける)という言葉には、彼の主張がよく表れていることが感じられる。

2.ポール・コステロ
~アイルランドと釜石をつなぐ伝統工芸「クラダリング」~
ダブリン郊外でうまれたポール・コステロ氏は、パリやミラノで修業を積み、自身のブランドを立ち上げ、洗練されたドレスデザイナーとして注目を集める。五輪アイルランドチームやブリテッシュ・エアウェイズのユニフォームなどを手掛け、ロンドンファッションウィークでは春秋の2回、30年にわたりユニークなショーを展開し、今やファッション界の重鎮的な存在である。彼のイギリスの地位を不動にしたのは、故ダイアナ妃の専属デザイナーとして、亡くなるまでの16年間を勤め上げたことだろう。ポール・コステロ氏は今年3月、久しぶりに来日する運びとなった。東京での仕事を済ませた後、釜石に行き、被災地で暮らす人々と接して、人目も気にせず涙を流した。釜石特産のコバリオンという新金属に関心を持ち、この金属で、アイルランドに古くから伝わる愛、忠誠、友情のシンボル「クラダリング」を作るという、ユニークな共同プロジェクトを始めている。それから数か月、完成したデザインには波模様が刻まれていた。被災地が津波を乗り越えて再生するようにとの願いを込めたのだという。どこまでも優しく慈悲深い人だ。

以上、1~2の感想でした。(3~7については、割愛します。)

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