「ENGLISH JOURNAL 2017年6月」を購読してみて

本書の構成は以下のようになっております。
1.ウディ・アレン&クリステン・スチュワート
2.ドン・ブラウン
3.Tea Time Talk
4.Quick Chat
5.World News
6.From the BBC
7.Mystery Speakers

1.ウディ・アレン&クリステン・スチュワート

~ウディ・アレンと新たなミューズが語る「映画の都」~
新作「カフェ・ソサエティ」(2016)でウディ・アレンは、1930年代の華やかなハリウッドとニューヨークを舞台に、ユダヤ系家庭出身の青年ホビー・ドーフマンとの恋の運命を描いている。私生活でも仕事(映画製作)でも、若い頃から、美しいミューズ(女神)に出会うことでエネルギーを獲得してきたアレンは、自ら監督す多くの作品に、「今が旬」の若手を起用してきた。そして、彼の映画に主演した多くの女優たちにアカデミー賞の栄誉をもたらしてきた。そして、また多くの女優たちもアレンの映画に出たがる。「マジック・イン・ムーンライト」(2014)と「教授のおかしな妄想殺人」(2015)に起用されたエマ・ストーンも、それなの直後の出演作「ラ・ラ・ランド」(2016)で、見事、主演女優賞に輝いた。彼には、女優から、ほかの監督には引き出せない新たな魅力を引き出す力がある。「カフェ・ソサエティ」のクリステン・スチュワートも、今後が非常に楽しみなミューズである。

2.ドン・ブラウン
~日本映画を世界に伝える気鋭の字幕翻訳家~
2016年に劇場公開された日本映画「君の名は。」などアニメの快進撃で邦画の興行収入はハリウッドを抑えて全体の63.1%を占めた。作り手の広がりから製作本数は上昇傾向、日本のコンテンツ輸出熱は政府主導による「クールジャパン」の掛け声で沸いている。動画に字幕をつけるテクノロジーは飛躍的に進歩し、今やYoutubeの機能を駆使すれば誰もが簡単に動画に音声を文字起こしで読み、自動翻訳した字幕を楽しむことが出来る。そうであってもプロの仕事はやはり違う。熟練の字幕翻訳者は、まずは作品の理解力が問われ、そして言語を操る語学力、決められた時数で的確な表現を編み出す能力が求められる。さらに、字幕が画面や音響とセットで鑑賞される「黒子」でなくてはいけないことを知っているので、スタンドプレーは許されない。ゆえに、的確さと謙虚さが肝だ。観客と作り手を仲介する苦悩と快楽の知的作業。多くの場合、厳しい締切の中で担うためお披露目の晴れ舞台ともいえる国際映画祭の作品選定者が楽しみである。字幕翻訳者は世界に先駆けて、完成したばかりの傑作を結ぶ役目である。

以上、1~2の感想でした。(3~7については、割愛します。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です