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SPECIAL REPORT
中国と国際社会

南シナ海の領有権をめぐる仲裁裁判で完敗した
中国が国際社会と対決する道を選ぶ可能性

われわれの築いた国際社会の秩序に中国を取り込もう―そんな西側諸国、とりわけアメリカの政策について、いつか歴史学者が成否を判断する日が来るかもしれない。そのときに顧みれば、今回の国際仲裁裁判所の裁定は決定的な分岐点だったことになるだろう。南シナ海の90%に対して領有権を主張する中国に反発し、フィリピンがオランダ・ハーグの国際仲裁裁判所に起こした仲裁手続きで、今月12日、中国の領有権主張を明確に否定する裁定が下される。その影響が及ぶ範囲は、中国とフィリピンの領海争いをはるかに越えていく。果たして中国政府は進んで国際法に従い、既存の国際秩序を支えることの大切さを理解し、(西側諸国が望むように)責任ある大国として行動するだろうか―今回の裁定に対する中国の反応が今後の試金石となる。新たな大国の勃興は国際秩序を破壊する一番の要因だ。新たな大国が既存の覇権国に戦いを挑むきかっけとなる。ハーバード大学のグレアム・アリソン教授が過去500年の事例を調べたところ、新興大国と既存の覇権国がが激しく争った16のケースのうち、75%にあたる12件では戦争が勃発していた。(後略)

南シナ海問題 中国は国際社会を無視するのか
国際法 本当の勝者は全面敗訴の中国?
仲裁判決 人工島という名の墓穴
視点 中国の法学者は学問の信頼を捨てた
反論 「関係国は冷静に」中国の言い分
分析 国際秩序vs中華思想の行方

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